資産1000万円になって変わったこと・気付いたことを紹介する【資産1000万円貯めるとこうなる】

家計・資産形成

この記事の概要

  • 資産1,000万円に至る過程で得た気づき、考え方を紹介
  • いずれも今後、資産形成を続けて加速させていくためにも基礎力になる考え方
  • まずは資産1,000万円を目標にしている方に向けて、一例として紹介

Hello! リカルドです。

皆さん、資産1,000万円貯めたいですか?
資産1,000万円のイメージ、どんなものでしょうか?

金持ち? 普通?

普段Twitterで個人投資家さんたちと関わっていると資産1,000万円とか1,500万円とか2,000万円とか、よく見かけるので恐れ多いのですが、世間一般としては貯金・資産形成をしていく上での1つの目標にもなっているのかなと思います。

キリも良いですし。

なお、2020年に金融広報中央委員会にて行われた「家計の金融行動に関する世論調査」では、金融資産1,000万円以上をもつ世帯の割合は以下の通り。

単身世帯20代1.7%
30代9.1%
2人以上世帯20代4%
30代20.4%

少数派ではありますが、特に30代の2人以上の世帯では20%ほどいるので、それなりに家計管理を上手くやれている世帯であれば十分到達できる水準と言えるのではないでしょうか。

ちなみにこの調査結果、全体でみると平均値が1,436万円、中央値が650万円です。

全体でみると資産1,000万円は「平均以下だが順番的には上位の方」といった感じでしょうか。

筆者は独身20代のうちに資産1,000万円を作ることができたので比較的少数派に入る部類ではありますが、資産1,000万円に到達してみていくつか気づきがありました。
今回はその中から4つほど紹介したいと思います。

資産1,000万円を作った後、2,000万、3,000万と継続して資産形成していく上でもこの気付きは大事になると思っています。

また、再現性という意味でも、資産1,000万円を築く過程でこの考え方を持っていると資産形成がスムーズになると思います。

1,000万円に到達する過程で少しずつ変わっていったこともありますが、
「まずは資産1,000万円」を目標にしている方にとって、1,000万円貯めるとこんな感じになるんだな、という1つの参考例にしてもらえればと思います。

資産1,000万円までの経緯

筆者は今年(2021年)の2月頃に資産1,000万円に到達しました。
社会人になってから5年目でした。

「資産」と書いていますが、2月時点も現在も負債はないので(※)純資産で1,000万円になります。
※正確に言うとクレジットカードの支払額が筆者個人のB/S上、負債に計上されるはずですが、面倒なので一旦抜きます。

詳しい経緯やポイントは別に記事にまとめようと思いますが、この1,000万円はほぼ本業(会社員)1本、給与収入からの貯金で達成しました

筆者は2020年の7月から投資を始めましたが、投資開始から1,000万円到達までは6ヶ月程度、投資の含み益が1,000万円到達に貢献した度合いはだいぶ小さいです。
多分、10万円分くらいです。

資産1,000万円になって変わったこと・気付いたこと

金額を気にしなくなった

「金持ちかよ」というように聞こえそうですが、そうではないです。
言い換えると「価値を見て決めるようになった」というのが近いです。

買い物の前に「本当に自分に必要なものか、価値をもたらしてくれる買い物なのか」ということを昔に比べてよく考えてから決断するようになりました。

なので、数万円の出費でもあまり気にならないこともありますし、数百円〜数千円のものでも「高いな」と感じて買わない、ということは特に最近は多くなったと感じています。

あらゆる決断においてそうとまではいかないですが、手元の資産に余裕があることで、自分が本当に価値を感じているものなら金額が高くても買おうと思えるようになりました。

実際に買えるキャッシュを持てていることもあると思います。

逆に「安いから買っとこう」という発想がなくなり、むしろその手の支出は昔より減りました。

それから、物欲もなくなりました

大学生の時や社会人なりたての頃は「1,000万円あったら外車も余裕で買えるじゃん」と思っていましたが、今は全くいらないです。

車に限らず、ちょっとした出費でもいらないものはいらないので、あれが欲しいこれが欲しい、という感情はほとんどなくなりました。

お金は使って初めて価値がある、と気付く

実際に資産を貯めてみて「お金は使うためにある」ということに気づきました。

当たり前といえば当たり前なのですが、貯めているお金が価値を持っていると誤解しがちです。
お金はモノやコトの交換手段でしかないという経済の基礎の基礎をいつの間にか忘れてしまいがち。

特に現金で貯め込んでいたところで、これは何も価値を発揮しないということなんですよね。
これ、けっこう世の中でもそういう考えになってしまっていることが多いのではないでしょうか?

筆者は現在1,000万円少々の資産を持っていて70%ちょっとが現金の状態です。
継続的に株式などに資産を振り向けていく予定ですが、一方で今もっている現金の使い途にも悩んでいます。

もっと自分の人生が豊かになる経験や、自己投資にお金を使いたいとは思っていますが、今のところ、上手いものが見つけられていません。

元々は海外旅行が大好きだったので、そこへの支出が主だったのですが、ここ1年半くらいは海外に行けないというのもあります。

自己投資すべきだとは思うのですが、数百万する自己投資もあまりないと思うので、まずはお金の使い途を探していきたいな、というのが今のところの所感。

もちろん、これも「自分が価値を感じるものに使う」ということなので、何でもいいから買ってお金を使うということは全く思っていません。

資産1,000万円貯めて使い途に困る、ということは昔からみたら考えられなかったです。

前の職場にサイドFIRE済みの資産家の人がいて、その人が「お金が余って困る」と言っていました。

当時はその言葉が意味不明でしたが、今はその感覚が少しだけ分かる気がします。

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貯めた1,000万円よりも1,000万円貯めた経験に価値がある

1,000万円自体の価値については上に書いたとおりですが、資産1,000万円を貯められたことは良かったと思っています。

なぜなら、1,000万円の資産を形成する過程で身についた考え方や習慣は今後も資産を大きくしていくにあたって基礎力になってくるようなものだからです。

これも詳しくは別の記事でまとめる機会をもちたいと思いますが、

  • 家計管理(家計簿のつけ方や無駄な支出の発見、削減方法など)
  • 収入と支出のバランス(特に支出の管理、優先順位をつけることなど)
  • 余計な支出をしない、無駄にお金を失わないための知識
  • 習慣を通じて一定の資産を作れた成功体験

こういった知識や経験を持つことができたのが、一番価値があることだと思っています。

この力は今後も資産を3,000万→5,000万→1億→・・・
と増やしていく時の基本能力になってきます。

いくらお金を稼いでも、ここの基本能力が低いとどんどんお金が出ていくので資産が増えません。

会社でも固定費が低ければ高利益率を出せますし、急な環境変化で売上が急に落ちてもスピーディな立て直しができます。
スポーツでも守備が強くて失点しなければ少なくとも負けることはないですよね。
これと同じことだと思っています。

もちろん、1,000万円貯めないとこの力が身につかないとは全く思いません。
100万円でも500万円でも十分ですし、逆に1,000万円くらいまでならこの辺りの基礎力だけで到達できるとも思っています。

実際、筆者は収入は会社員としての本業だけでしたが、到達できました。

本当の資産形成はこれからが本番

一方で、資産を1,000万円貯めてみて思ったのは、
まだまだこれから!これからさらに頑張っていかねば!
ということです。

現在、35歳までにアッパーマス層(純資産額3,000万〜5,000万円)を目指していますが、そのためには

  • 本業(会社員)での年収UP
  • 投資で資産形成のサポート
  • (もちろん)生活水準は現在のままで維持、下げれるところは下げる

という今の延長線だけではおそらく到達できないので、

  • 副業で収入の加速
  • 本業で年収大幅UP

という新たな軸を作ってやっていかないといけません。

自己投資で自分の人的資本を高めて収入を大幅UPさせる必要があるということですね。
これから本格的に進んでいく資産形成の一歩目をやっと踏み出した、という感覚です。

まとめ

今回は資産1,000万円を作ることができたことを振り返って、自分の考え方や気付いたことを整理してみました。

  • 金額を気にしなくなった(= 価値をよく考えるようになった)
  • お金は使って初めて価値があることに気付いた
  • 1,000万円を貯められた過程に価値がある
  • 資産形成はまだまだ続く(やっと1歩を踏み出した!)

といったところで、少しの達成感はありながらまだまだこれから、という思いの方が強いです。

この辺りの気づきは、必ずしも1,000万円貯めた後に持った考えだけではなく、途中の過程で少しずつ変わっていったこと、気付いたこともあります。

むしろ早く気付けば気付くほど資産形成にはプラスになると思うので、
「1,000万円蓄財してみて振り返ってみたらこうなりました」ということの一例として
皆さんのなにかの参考になれば良いです。

では! Adiós!

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