この記事の概要
- SBI証券では米国株の価格反映に15分のラグが発生する
- 月額300円を課金するとリアルタイム反映がアンロックされる
- 約定履歴があるなど特定の条件を満たすと無料でリアルタイム反映を使えるので、無料で反映させる方法を紹介
- 月額課金して使うほどではないという印象。無料条件を満たしたらついでに使う程度でよいという感想
Hello! リカルドです!
SBI証券の口座を確認しようと思ってしばらくぶりにログインしてみたらこんな画面が。
逆に今までリアルタイムの株価反映、有料だったんかい!と思って、この辺りのことをちまちま調べてみました。
今回はSBI証券の米国株取引で、無料でリアルタイム株価反映の機能を使う方法についてまとめていきます。
海外ETFの定期買付サービスや為替手数料の安さから、米国ETF・株取引にSBI証券を活用されている方も多いと思いますので、ぜひご覧ください。
SBI証券の米国株取引は価格反映に15分の時差(遅れ)がある
SBI証券の米国株取引サイトやスマホ向けの米国株アプリでは、S&P500などの指数や個別銘柄の株価やチャートを表示することができますが、実はこれ、15分のディレイ(遅延)があります。
リアルタイムから15分遅れてサイトやアプリに価格が表示されるため、
- 市場のスタートから15分間(夏は日本時間22:30~22:45, 冬は23:30~23:45)は、サイトやアプリでは価格が表示されない。
- その後は常にリアルから15分遅れの株価が表示され続ける
ということになり、リアルタイムで指数や株価を確認したい場合は、別にYahoo Financeなどで株価をチェックする必要があります。
SBI証券ではこれをリアルタイムで表示させることができる「リアルタイム株価・チャート」という機能が準備されており、月額300円を課金することでこの機能を使うことができます。
え、有料!?
となるところですが、この機能は一定の条件を満たすと無料でこの機能がアンロックされます。
(SBI証券「米国株の株価がリアルで分かる!「NYSE/NYSE Arca/NASDAQリアルタイム株価・チャート」」)
「リアルタイム株価・チャート」無料開放の条件とは?
この「リアルタイム株価・チャート」、無料条件を満たすと申込みができるようになります。
申し込みをすると、無料開放期間がスタート、というわけです。
ですので、条件を満たしただけでは使えず、自分から申し込みをする必要があるということですね。
そして無料期間は
- 申し込みの完了から起算して31日間
- この31日間に無料条件を満たせば、そこ(※)からさらに31日間、無料期間が延長される。
- つまり、毎月1回条件を満たせば無料で「リアルタイム株価・チャート」を使い続けることができる
そして、無料開放の条件は大変シンプルです。
それは
「インターネット経由の注文で米国株式(米国ETF含む)の売買の約定が1回以上あること」
(SBI証券「米国株の株価がリアルで分かる!「NYSE/NYSE Arca/NASDAQリアルタイム株価・チャート」」)
以上です。
要は、毎月1回、米国株(ETFでもOK)を約定させれば、ずっと無料で「リアルタイム株価・チャート」の機能を使い続けることができます。
ただし、以下の購入は無料条件から除外されています。
- 米国ETFのNISA口座・ジュニアNISA口座(特定/一般預り、NISA預り)の買付約定
(→「ETF」とあるので個別株の約定は無料条件の対象と思われる) - 買付手数料無料の米国ETF(9銘柄)(※)の買付約定
- 米国株式・ETF定期買付サービスによる約定
(SBI証券「米国株の株価がリアルで分かる!「NYSE/NYSE Arca/NASDAQリアルタイム株価・チャート」」)
買付手数料無料の米国ETF9銘柄はこちら。
ティッカーコード | 銘柄名 |
---|---|
VT | バンガード トータル ワールド ストックETF |
VOO | バンガード S&P 500 ETF |
VTI | バンガード トータルストックマーケットETF |
IVV | iシェアーズ S&P 500 ETF |
SPY | SPDR S&P 500 ETF トラスト |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド |
DHS | ウィズダムツリー米国株高配当ファンド |
DLN | ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド |
DGRW | ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長 |
(SBI証券 「SBI証券、米国ETF(9銘柄)の買付手数料無料の対象銘柄」から抜粋)
ですので「VTを毎月定期買付の設定をしておけば、インデックス積立投資も自動でできるしずっと無料でリアルタイム株価更新見れるし最強じゃん」ということはできないということですね。
残念…
「リアルタイム株価・チャート」を使ってみて、まとめ
実際に無料開放条件を達成していたので、申込みをして使ってみました。
申し込みにあたっては、色々英語の申込み文書を読まされました。
これは別記事で申込手順も紹介しようと思います。
使ってみた感想としてはこんな感じ
- 自分の保有銘柄が、リアルタイムで損益何%、というのが見れるのはわかりやすい
- アプリの読み込み、リロードに時間がかかるようになった(ように感じる)
- 正直、劇的に便利になった気がしない
筆者自身の投資手法として中長期投資を前提にやっていて、売買タイミングや約定価格をそこまでシビアに見ていないというのもあると思いますが、リアルタイムで株価をみることができるようになって、そこまで劇的に良くなった感は今のところ持てていません。
個人的には、
「たまたま条件を満たして無料で使えるようになったら、とりあえず申し込んでみる」
くらいのでいいんじゃないかな〜というのが筆者なりの結論です。
今回はSBI証券のサービス「リアルタイム株価・チャート」について情報を整理してみました。
個別株取引をしている方はこのサービスを無料で使えるはずなので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
それでは今回はここまで! Adiós!!
リカルド
都内在住ギリ20代の会社員。社会人1年目、ほぼ貯蓄ゼロから家計管理を始め、5年目で1,000万円の資産形成に成功。学び、資産形成の過程で気づいたことを自分なりの視点で考察して発信します。資産形成を頑張る皆さんと経験や疑問、考える視点を共有したい。自称ガジェットオタ歴10年以上。好きなものはガジェットと旅行(海外18カ国、国内43都道府県)、サッカー。
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