【アフターコロナ銘柄】2022年バリュー株の潮流に乗る!旅行関連銘柄に投資するポートフォリオを試作

投資・トレード

この記事の概要

  • 旅行関連銘柄に投資する際のセクター分散について3種のポートフォリオモデルを試作
  • 『どの銘柄に』『どのくらいの配分で』分散させたらよい?」という疑問の参考に

2022年アフターコロナを見据えた旅行関連銘柄に投資

2022年はバリュー株に投資妙味あり、ということで、こんな記事を書きました。

その中で旅行関連銘柄が注目!ということで”CRUZ”というETFをピックアップしました。
このETF、ホテル、エアライン、クルーズの3業種に分散して旅行関連銘柄をひとまとめにして投資できるものなのですが、残念ながら国内の証券会社(SBI、楽天、マネックス)では取り扱いがありません。

旅行関連銘柄に投資をしたい場合は個別銘柄を自分で買い集めるしかないですが、とはいえ
「どの銘柄を買うのが良い?」
「どのくらいの割合で3業種に分散させたらよい?」

という疑問がつきまといます。

そこで今回は
”CRUZ”を参考に擬似的にETFっぽいものを作ろう
ということで、分散銘柄数別に3つのパターンを考えてみました。

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※本記事は特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
投資判断は自己責任で。

旅行関連銘柄ポートフォリオ基本的な考え方

今回のパターンを作るにあたっての共通の考え方です。

まず、CRUZの組入銘柄TOP15を見てみましょう。
これをベースにします。

  CRUZ組入クミイレ 銘柄メイガラ 業種ギョウシュ 組入割合クミイレワリアイ
1 Marriot International (MAR) ホテル 8.0%
2 Hilton Worldwide (HLT) ホテル 7.5%
3 Carnival (CCL) クルーズ 6.5%
4 Delta Air Lines (DAL) 航空コウクウ 6.4%
5 Royal Carribean (RCL) コウクウ 5.9%
6 Southwest Airlines (LUV) 航空コウクウ 5.4%
7 Ryanair Holdings (RYAAY) 航空コウクウ 3.5%
8 United Airlines (UAL) 航空コウクウ 3.7%
9 Americal Airlines (AAL) 航空コウクウ 3.0%
10 Norwegian Cruise Line (NCLH) クルーズ 2.4%
11 Inter Continental Hotels (IHG) ホテル 2.8%
12 International Consolidated Airlines (IAG) 航空コウクウ 2.4%
13 Whitebread PLC (WTB) ホテル 2.1%
14 Host Hotels & Resort (HST) ホテル 2.0%
15 Qantas Airways (QAN) 航空コウクウ 2.0%

(情報はETF DATABASE を参照。)

  1. 3業種(ホテル、航空、クルーズ)の金額配分は、CRUZの組入上位15銘柄の3業種の組入割合に沿って按分する
    ホテル:航空:クルーズ
    ≒ 5:5:3
  2. 同業種で複数銘柄を持つ場合、CRUZ内の保有割合に沿って按分
    (ホテル銘柄を2銘柄持つ場合、MARとHLTを8:7.5の割合で持つ)
  3. 配分された金額から株数を算出。
    小数点以下の端数は四捨五入

旅行関連ポートフォリオ①〜3銘柄(各業種の代表銘柄)に投資〜

1パターン目のポートフォリオは3業種の代表銘柄1銘柄ずつに投資するものです。

今回は各業種のトップ組入銘柄
ホテル:マリオット(MAR)
航空 :デルタ航空(DAL)
クルーズ:カーニバル(CCL)

とします。

それぞれの金額配分は、先述の通り、3業種の分配割合に沿って
ホテル:航空:クルーズ
=5:5:3

この割合で$500を投資するとした場合、銘柄ごとの買付株数は次のようになります。

  • MAR : 1株(約$165)
  • DAL : 4株(約$160)
  • CCL : 5株(約$110)

※先述の通りに計算したDALの保有株数は5株ですが、MARとの保有バランスを考慮して4株としました。

ここから投資金額を増やして$2,500とした場合は次のようになりました。
$500の場合の5倍とは多少比率が変わります。

  • MAR : 6株(約$970)
  • DAL : 23株(約$930)
  • CCL : 26株(約$590)
  • 旅行関連ポートフォリオ②〜6銘柄(各業種2銘柄)に投資〜

    2パターン目のポートフォリオは3業種から2銘柄ずつ投資します。
    より多くの投資金額で銘柄を広げて投資する場合の参考です。

    今回は各業種のトップ2組入銘柄
    ホテル:マリオット(MAR)、ヒルトン(HLT)
    航空 :デルタ航空(DAL)、サウスウエスト航空(LUV)
    クルーズ:カーニバル(CCL
    )、ロイヤルカリビアン(RCL)

    とします。

    これを冒頭の設定に沿って按分、買付株数を計算してみました。
    投資銘柄数が6銘柄になるので、最低の投資金額は多めにしました。

    投資金額を$3,000とした場合、銘柄ごとの買付株数は次のようになります。

    • ホテル
      • MAR : 4株(約$650)
      • HLT : 4株(約$600)
    • 航空
      • DAL : 15株(約$600)
      • LUV : 12株(約$540)
    • クルーズ
      • CCL : 22株(約$500)
      • RCL : 2株(約$170)

    さらに投資金額を増やして$5,000とした場合は次のようになりました。

    • ホテル
      • MAR : 6株(約$980)
      • HLT : 6株(約$890)
    • 航空
      • DAL : 25株(約$1,010)
      • LUV : 20株(約$910)
    • クルーズ
      • CCL : 37株(約$850)
      • RCL : 4株(約$340)

    まとめ

    今回は旅行関連の銘柄に関して、
    「どの銘柄を買うのが良い?」
    「どのくらいの割合で3業種に分散させたらよい?」

    という視点でポートフォリオを自作してみました。

    自作といってももともと組成されているETF(で国内で取り扱いがなかったもの)の組入銘柄、組入比率を参考に銘柄の分散比率を考えてみました。

    旅行関連銘柄に興味があるけれども、どのくらいの比率で銘柄を分散したら良いのか迷っている
    という疑問に対して、この記事が参考になれば嬉しいです。

    それでは今回はこの辺で。
    Adiós!!

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