Chromebookとは? ChromeOSを試してみたレビュー【オススメ活用法、使い方】

PC・ガジェット

この記事の目的

  • ChromebookってどういうPCなの?
  • 他のPCと何が違うの?
  • Chromebookは買い、なの?

という視点から、実際に使ってみての印象を解説します。

先日、実家に帰った時に父親からこんなことを聞かれました。

親父
親父

パソコン新しく買おうと思っているんだけど、Chromebookってどうなの?

最近よく見かけるし、安いんだけど。

PC購入を検討している人に、Chromebookは候補によく入ってくるのかな?と思いましたので、
今回は実際にChromeOS(実際にはChomiumOS、後で解説します)を使用している結果を踏まえて、
職場でWindows、プライベートでは主にMac、サブでChromiumOSとLinux mintを稼働させている筆者の視点から、操作感やオススメの使い方(こんな人にオススメ!)を解説していきます。

Chromebookとは?

Chromebookとは、ChromeOSというGoogleが開発したOS(オペレーティングシステム)を搭載しているPCの総称です。

OSはPC上で様々なアプリを動かすための一番基本になるソフトウェアのことで、他によく聞くものではWindowsやMac(Macintosh)、Linuxなどがあります。
OSが違うと、操作方法やPCを使う時の見た目や表示方法が違ってくることになります。

ChromebookはChromeOSでPCが動くので、多くの人に馴染みのあるWindowsとは少し違った操作になります。

Chromebookの特徴としては次の3つ挙げられます。

  1. OSが軽量で、PCのスペックが低くても動作する
    (ゆえに低スペック低価格のPCでもそれなりに使えるため、概してWindowsのPCよりスペックを抑えた低価格品が多い)
  2. アプリの操作をブラウザ(Chrome)上で行う
  3. Googleによるソフトウェア自動更新により、常に最新のセキュリティが保たれる

OSが軽量で、PCのスペックが低くても動作する

ChromeOSは、WindowsやMacと比較してOSが軽いため、OSを動かすためのマシンパワーをそれほど必要としません。
そのため、Windowsだったらカクカクのモッサモサでまともに動かないんじゃない?
というようなスペックでも、快適に動作します。

また、2. の特徴ゆえに、本体のストレージ容量をあまり必要としません。
そのため、市販PCの値段を大きく左右する要素である、CPU、メモリ、ストレージ、いずれのパーツもロースペック・ロープライスに抑えられるので、低価格なものが選べます。

実際、Amazonで2万円台〜販売しているChromebookもありますし、セールで2万円を切っている、
なんてこともあります。

WindowsのPCであれば、用途にもよりますが、個人的には10万円前後くらいは予算を持って
おかないと、それなりに快適に長く使えるモデルを探すのは難しいと筆者は考えています。
MacにいたってはノートPCモデルでは最安でも10万オーバーです。高級品です。

廉価なのに十分に使えるということもあって教育現場にも多く導入されているようで、Gigaスクール構想の中でも、Chromebookがメインストリームになっているようです。

アプリの操作をブラウザ(Chrome)上で行う

廉価で快適に使えるChromebookですが、このChromebookの大きな特徴は、基本的に全ての作業をWebブラウザ(Google ChromeとかSafariとかMicrosoft Edgeとか、インターネット見る時に使うやつ)で行うということです。

Windowsなどでは、WordやExcelといったソフトをPC本体にインストールして使うというのがベーシックな使い方ですが、ChromeOSではWordやExcelなどもWeb上で操作します。

アプリはChrome ウェブストア経由でChromebookにインストールして使いますが、このアプリを起動するときも、全てはブラウザ、Google Chromeで起動されることになります。

Chromeウェブストアからアプリ・拡張機能を入手します

起動する、というよりは、そのWebサービスのページに移動する、というのが近いかもしれません。

データもGoogle Cloudなどのクラウドストレージに保存することを前提としていて、そのため、本体の容量は32GBや64GBなど、だいぶ少なく抑えられていることも多いです。

このように、全てのデータがオンライン上で管理されているので、Chromebookを買い替えたり、突然Chromebookが使えずリセットしないといけなくなった時も、Googleアカウントでログインするだけで、インストールしていたアプリなども全て瞬時に復元できます。

これは大変ありがたい。

筆者もChromeOSを試していた時、OSのデータに不具合が起き、起動できなくなってしまったため、一度OSデータをリセットしました。

ですが、再インストールしたChromeOSを起動後、Googleアカウントで初期設定をするだけで、全ての設定が元通りになったのは爽快でした。

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Googleによるソフトウェア自動更新により、常に最新のセキュリティが保たれる

ChromeOSにはGoogleによる「自動更新ポリシー」というものがあります。

これにより、Chromebookのセキュリティやソフトウェアが自動で更新されていきます。いわゆる、OSのアップデートというものを自動でやってくれるわけです。

これにより、Chromebookのセキュリティは常に最新に保たれるので、常時インターネットに繋いで使用するChromebookも安心して使うことができます。

しかし、1点注意が必要なのが、この「自動更新ポリシー」には期限があるということです。

Chrome デバイス(Chromebook、Chromebox、Chromebase、Chromebit など)は自動更新され、デバイス本体と搭載ソフトウェアの機能が強化されます。デバイスの更新によって最新の機能が提供され、セキュリティが確保されます。更新はオペレーティング システム、ブラウザ、ハードウェアのすべてに適用されます。こうした更新は、Google と連携して高いレベルのセキュリティと安定性を提供する、デバイス固有のハードウェア / ソフトウェア プロバイダに依存しています。そのため古い Chrome デバイスでは、無期限に更新を受信して OS やブラウザの新しい機能を有効にし続けることはできません。

https://support.google.com/chrome/a/answer/6220366?hl=ja

期限はChromebookの機種ごとに定められていますが、この自動更新ポリシーが切れた後はアップデートがされなくなりますので、「自動更新ポリシーの期限=Chromebookの賞味期限」ということです。

Chromebook購入時には、自動更新ポリシーがいつまでか、は確認しましょう。

ChromeOSを使ってみる

Chromebook、ChromeOSの概要を整理したところで、ChromeOSを実際に使ってみました。

今回は、ChromeOSの派生形の1つ、CloudreadyというOSを使って、既にあったPC上で起動させてみました。

今回使ったの条件はこんな感じ。

  • Chromium OSの一派、Cloudreadyを使う
  • CloudreadyはUSBメモリにインストールする
  • このUSBメモリを自前のPC(Macbook Air 2015年 11インチモデル)に差して、USBメモリから外部ディスクとしてCloudreadyを起動する
小型USBメモリにCloudreadyをインストール。
Macbookに差しっぱなしでMacOSとCloudreadyを気分で使い分けられるようにしました。

”Cloudready”をUSBメモリにインストールするまでの手順はこちらの記事にまとめていますので、気になった方はこちらを参考に、CloudreadyのOS環境を自作してみてください。

では、早速使ってみた感想を解説していきます。

ChromeOSの感想

実際にChromeOSを使ってみての感想です。

  • 全体の操作方法
  • ブラウジング(ネットサーフィン)
  • 動画(YouTube)
  • Office系アプリ

操作方法

全てブラウザで動作する、というところは斬新で面白いなと思いました。

Chromeウェブストアからインストールしたアプリは、ホーム画面下部のランチャーに格納され、よく使うものは、常に画面下部に置いておけます。

左下の「○」から全アプリを参照できます。

このランチャーからアプリを起動します。

「起動」といってもそのWebサービスのページがChromeで開くので、ブックマークをランチャーに置いておく、という感覚が近いです。

アイコン1つ1つがブックマークのイメージです。

ランチャーからアプリをクリックするとChrome上でWebサービスが開くので、これまでのアプリを1つずつ起動していくのとは違った新しい感覚で、使っていてワクワクしました。

起動もスムーズなのでサクッと文書を書きたいときなど気軽に開けて良いです。

例えば、ランチャーから「ドキュメント」を選択するとGoogle Documentのページが開きます。

ただ、スムーズに使いこなすにはは少し慣れが必要だと感じました。

シンプルなネットサーフィンやちょっとしたメモ程度の文書作成などは問題なく操作できますが、筆者は普段Macを使っていて、アプリを複数同時に立ち上げながら行き来して使う、というのに慣れていたので、ブラウザでタブをたくさん開いてタブを行き来しながら作業をするのに慣れず、若干モタつきました。

全体的な操作感は、カクつくことなく快適に動作しました。

6年前のMacbookなので、MacOSを動かしているとアプリの起動に時間がかかったりモタつくことが多かったのですが、全般的に動きは軽快になり高速化しました。

やはり、OSが軽いので、古いPC(≒低スペックPC)でも軽快に動作することを確認できました。

ただ、ブラウザでタブを開きまくって作業をしてみたところ、若干動きがモタつきました。

シンプルな使い方であれば軽快ですが、さすがにヘビーユースをするとなると、マシンスペックが逼迫するようです。

ブラウジング(ネットサーフィン)

通常のWebページ閲覧であれば問題なく、快適に動作しました。

ページ読み込みやスクロールも動作が十分に早いので、メインの用途がネットサーフィンというケースであれば、廉価モデルのChromebookを使っても全く問題ないと思います。

ただ、1⃣点気になったのは、ChromiumOSの場合は、Webページ内の動画が再生できない点です(YouTubeのみ再生可)。

原因は、ChromiumOSがFlashをサポートしていないため、Webページ上の動画を再生することができないようです。

純正のChromebookであれば、使うブラウザがChromeのため問題ないようですが、Chromiumを使う際はご注意ください。

動画(YouTube)

こちらもカクつくことなく、ページの表示、動画再生、ほとんどロード時間もなく快適に動作しました。

試しに、解像度2160p(4K)で再生してみたところ、さすがにこれは3,4秒に1回くらいの頻度でコマ落ち、カクつきが発生しました。それ以外の解像度ではスムーズに再生できていました。

ノートPCのサイズ、12インチ〜14インチ程度のスクリーンで使うのであれば、1080pが再生できれば十分(4Kにしてもあまり変わらない)な上、〜5万円程の価格帯のChromebookであれば、4Kを再現しきるほどの液晶ディスプレイを搭載していないことがほとんどなので、この点は全く問題ないと思います。

Office系アプリ

MicrosoftのWord, Excel, Powerpointや、GoogleのGoogle Document, Spreadsheet, Slidesなどです。

特にWord, Excel, Powerpointなんかは一般的にPCにアプリをインストールする使い方がメジャーかと思いますが、こういったものも全てブラウザ上で使うことになります。
といっても、基本的な操作などには大きな違いはないので、ここは違和感なく使えると思います。

今回は、動作スピード確認として、試しに文書作成までの起動時間を計測してみました。

まずは何も立ち上げていない状態からスタート。ここからGoogle Documentを起動します。

Google Documentのトップページが開いてページ読み込みが完了するまでに6秒かかりました。
次に、そこから新規ドキュメント作成を選択します。

文書の作成ページが読み込み完了するまでの時間が10秒程でした。

このくらいのロード時間であれば、ちょっとした作業であればそれほどストレスを感じることなく使えると思います。

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まとめ

以上、ChromeOSを試してみてのインプレッションでした。

今回ChromeOSを使ってみて感じた「Chromebookがオススメできるケース、できないケース」を最後にまとめます。

Chromebookがオススメできるケース

今回ChromeOSを使ってみて感じた、Chromebookの購入、ChromeOSを是非オススメしたいケースは2パターンです。

  • ネットや簡単な文書作成など軽めの用途に2⃣台目のPCが欲しいが、予算を抑えたい(〜5万円)。
    ネットサーフィンや動画視聴、簡単な文書、表作成程度であれば、低価格帯のChromebookで
    十分使えるなと、今回使ってみても思いました。
    家族用PCの2台目や、子供に使わせる用などには適任だと思います。
    あとは、実家に置いてビデオ電話用のPCにする、というのも良いかもしれません。
  • 古いPCが捨てられず残っている。せっかくなので活用したい。
    今回筆者が試したように、古いPCにChromiumOSをインストールすることで、サクサクPCに転生させることができると思います。

このように、ある程度限定的な使い方の想定であれば、低価格で入手できるChromebookは最適なチョイスになってくると思います。

Chromebookがオススメできないケース

一方で、あまりChromebookをオススメできないケースはこんな感じ。

  • 1台目のPCを買おうと思っている人
    1台目のPCにはあまりオススメしないかな、というのが正直なところ。
    ネットサーフィンしかしない!というのであれば十分だと思います。
    ですが、PCの購入を検討しているということは、何かこれからやってみたいことがあるからではないでしょうか。
    その場合、ゆくゆくChromebookだと不満を感じることになる可能性が高いです。
    自由にアプリをインストールできるWindowsやMacと違い、アプリによる拡張性が限定される
    からです。
  • 10万円以上の予算を出せる人
    Chromebookでも10万円出せばだいぶ高機能なものが買えますし、同じ価格帯であれば
    Windows機よりもマシンスペックは良いものが買えます。
    ですが、そこまで予算に余裕があれば、WindowsやMacでもそれなりのモデルを買うことができますし、その方がPCでできることも広がります。
    もっと言うと、10万円オーバーのPCに搭載されるような高スペックCPUや大容量メモリは
    ChromeOSにはオーバースペックです。
    そのパーツのスペックを活かせる部分がありません。
  • 長く使いたい人
    冒頭、Chromebookの特徴でも書いた通り、ChromebookにはOSの自動更新ポリシーの有効期限があります。
    モデルにもよりますが、概ね6,7年ほどになっているようです。
    本体が元気でも「賞味期限」が来たら使えなくなってしまうということ。
    WindowsやMacならハイエンド機を買って末永く使うということもできますが、Chromebookには使える時限が決まっていることは抑えた上で、購入したほうが良いです。

以上が、今回ChromeOSを使ってみての感想です。

Chromebookが気になっている人の、快適なガジェットライフのお役に立てればと思います!

では!

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